渇水に乗じて

しばらく雨らしい雨が降っていないので、県内の河川はいずれもカラカラに乾いて、流れがトロッとしています。

 

流れが狭く浅くなれば野鳥に狙われ易いし、水温が上がれば水中の酸素量も減ることでしょう。中でも取水堰の下流部は水が少なく、川に暮らすいきものにとっては大変な時期であることが想像できます。

 

そんな中、密かに勢力を伸ばしている魚がいます。

広瀬川の支流のダムや池で繁殖しているオオクチバス(ブラックバス)達です。

本来、止水を好む魚ですが、流れが緩やかなポイントに精力的に進出しているようで、広瀬川でも数カ所で幼魚を確認しています。渇水で緩流部が増えているので、場所によってはまとまった数がいました。

 

お隣の七北田川は、全体的に河川勾配が緩いため、広範囲にわたり成魚が確認されていますが、広瀬川では幼魚止まりです。幸いなことに、広瀬川のように勾配のきつい川では、台風や雪シロの増水で稚魚が散り散りになり、繁殖できないようです。

 

めでたしめでたしという訳では無く、河川毎に特長が異なるので、そこで育まれる文化も異なるし、何か対処が必要な場合も異なるんだなぁと、改めて感じた残暑の日でした。